簿記3級の勉強方法|ノートは作るべき?合格した私のノート術

簿記3級の勉強で「ノート」って作った方がいいの?
結論から言うと、テキストをきれいに写すノートは不要です。
私が2ヶ月で合格して感じたのは、点数につながったのは「雑に書きまくったノート」だけでした。
具体的には、1冊にこの3つを書きました。
- 仕訳を書きまくる
- 間違えた問題を残す
- 模試の点数とミスを残す
私が受験したのはネット試験です。
本番では「あ、これギリギリかも…」と冷や汗をかきながら終えました。
模試の点も70点前後を行ったり来たり、ほんと最後まで安定しなかったです。
それでも合格できた理由を、簿記2級まで取った今の目線で振り返ります。

事務職15年・採用担当の体験談として参考になれば嬉しいです。
- 簿記3級でノートを作るべきか
- 合格者が実際に使ったノートの中身
- テキストまとめノートが不要な理由
- 試算表でつまずいたときの勉強方法
- 独学とユーキャンの選び方
簿記3級の勉強方法でノートは必要?私の1番効果があったノート術

\結論/
テキストをまとめるタイプのノートは作らなくて大丈夫です。

簿記3級は読んで覚える試験じゃなくて、手を動かせば自然と覚えていくよ!
きれいなノートでは点は伸びない
きれいなノートを作ること自体は悪くないです。
ただ、「時間だけ掛かって、勉強した気分」だけにならないよう注意してくださいね。

とにかく雑でいいからたくさん仕訳して書く。
これが1番タイパ良く勉強できます!
とにかくレポート用紙に書きまくった
私はここに気づいたとき、それまで整えていたノートを閉じました。
代わりに開いたのは、書きやすいレポートノート1冊。
そこに黒ペン1本で仕訳を殴り書きしていきました。
たったこれだけに変えたら、模試の点が動き始めたんです。

きれいなノートより、あとで見返せるミスの記録が役立ちました。
私が2ヶ月で簿記3級に合格するまでにやった3つのこと

私が簿記3級にかけたのは、ざっくり2ヶ月。
会社員+家事の合間に進めたので、机に向かえたのは1日1〜2時間がいいところでした。
まずはテキストとYoutubeでインプット
まずはテキストやYoutubeで簿記3級の基本をインプットします。
テキストは読んでアンダーラインを引く。
Youtubeはとにかくスキマ時間や、移動時間を簿記のYoutubeを聞きまくります!

分からなくても、とにかく聞いたり、読んだりしていると、あとで分かってくるようになるよ!
仕訳を解きまくる
勉強の中心は、ずっと仕訳と問題演習でした。
借方と貸方、最初はどっちがどっちか毎回手が止まるんです(泣)
「現金が増えた…って借方だっけ、貸方だっけ」と教科書をめくり直す、あの時間が一番つらかったです。

でも、毎日仕訳をしていると、自然に借方貸方が覚えてきたんです!
模試を解きまくる
本番の手応えは、正直「これ落ちたかも…」でした。
試算表も怪しくて、結果画面が出るまでの数秒、画面を直視できなかったくらいです。
それでも合格できたのは、きれいなノート作りに時間を使わず、問題を解く回数を増やしたから。これに尽きると思っています。
簿記3級のノートは1冊でOK|書くのは3つだけ

ノートに書く内容は3つで十分です。仕訳、ミス、模試の3つ。ここで言う「3つ」は、書く中身の話であって、ノートを3冊にわける話じゃないんです。
私はレポートノート1冊に、3つとも順番にどんどん書いていきました。仕訳の続きにミスが出てきても、そのまま次のページに殴り書き。分けようとしないことが、続けるコツでした。
大事なのは「いま自分は何のために書いているか」を意識すること、それだけです。
① 仕訳
一番使ったのは、仕訳を書きまくるページです。テキストの説明をていねいに写すのではなく、問題を見て自分の手で仕訳を組む。これがとにかく効きました。
書く内容は4つだけ
書く内容はシンプルで、日付、問題番号、仕訳、迷ったらその一言メモ。これで十分です。
私はずっと黒ペン1本で殴り書きでした(色を選んでる時間がもったいなくて…)。
- 売上の仕訳で貸方を迷った
- 現金と普通預金を見間違えた
- 買掛金と未払金を混同した
- 送料をどちらに入れるか迷った
「迷った理由」で自分のクセが見える
こうやって「迷った理由」を一言だけ書いておくと、後で見返したときに自分のクセが見えてきます。
私の場合は、買掛金と未払金の区別がずっと弱くて、ノートのあちこちに「また間違えた…!」と書いてありました(笑)。
② ミス
ミスのページは、間違えた問題だけを残すノート。全部の問題を書こうとすると挫折するので、本当に「落とした問題」しか書きません。
残すのはこの3つだけ
残す内容も3つだけです。何を間違えたか、なぜ間違えたか、次にどこを見るか。
たとえば試算表で合計が合わなかったとき、「試算表ミス」だけ書いてもあとで何も思い出せません。
「売掛金の転記を片方しか書かなかった」「貸方の数字を借方に入れた」。ここまで書いて初めて、自分のクセが見えてくるんですよね。
同じパターンを潰すと点が伸びた
簿記3級は、同じパターンのミスを潰すだけでも点が伸びる試験です。
私が模試で70点に届くようになったのも、新しい論点を覚えたからじゃありません。毎回同じところで落としていた「転記漏れ」を意識するようになってからでした。
③ 模試
模試のページは、点数とミスをセットで残すノートです。私は模試で70点前後をうろうろする日が続きました。
合格ラインに乗る日もあれば、68点に落ちて「もうやだ…」となる日もある。それを10回以上くり返しました。
点数と一緒にミスを書くと冷静になれる
正直、点数だけ見るとメンタルやられます。
でも、ノートに点数と一緒に「今日は試算表で7点落とした」と書き残しておくと、不思議と少し冷静になれるんです。
「落ち込んでる場合じゃなくて、明日はここを見ればいい」って次の手が見える、そんな感じ。
- 模試を解いた日
- 点数
- 時間内に終わったか
- 落とした問題
- 次に見るポイント
私の場合は「試算表で落としすぎ」が毎回書かれていたので、模試の翌日は試算表だけ集中して解く日にしていました。
やらなくてよかった簿記3級のノート勉強

反対に、「これは時間がもったいなかったな…」と感じた勉強法もあります。
ノート作りは楽しいし、なんだか勉強した気分にもなれるんですけど、点数につながらないと意味がないんですよね。
① テキストをきれいに写す
テキストの内容をノートに写す勉強は、私はいらなかったと感じています。
テキストってすでに整理されてるんですよね。それをわざわざ手で写しても、頭に残るのは「書き写したという達成感」だけだったりします。
手を動かした方が早い試験
もちろん、読むだけで覚えられるタイプの人もいます。ただ簿記は、頭で覚えるより手を動かした方が早い試験です。
「覚えたつもり」と「解ける」はまったく別物。これは2級まで進んだ今もしみじみ思います。
② ノートを3冊に分けて用途で使い分ける
仕訳用、ミス用、模試用と、ノートを3冊に物理的に分ける必要はなかったです。私は1冊で十分まわせました。
ノートを増やすと、どれを持ち歩くかで毎回迷うんですよね。「あ、今日はミスのページ家に置いてきた…」となって、結局その日は何も書かずに終わる、なんて日もありました。
1冊にまとめると続く
1冊にまとめてしまえば、開いたら続きから書くだけ。色ペンで分ける、付箋で仕切るもいりません。読めれば100点です。

ノートが汚くても大丈夫です。点数につながる使い方なら十分です。
③ 解けた問題まで何度も書く
もう解けるようになった問題まで、何回も書き直す必要はありません。時間があるなら、間違えた問題に全部寄せた方がいいです。
苦手だけに時間を使うと間に合った
簿記3級は範囲がべらぼうに広い試験じゃないので、苦手をひとつ潰すと点に出やすいんですよね。
私は試算表と模試のミスにだけ時間を使うと決めて、解ける仕訳は1回サラッと確認するだけ。この割り切りが、2ヶ月という短い期間で間に合った理由だと思っています。
私が一番つまずいた試算表の勉強方法

正直に言うと、私が簿記3級で一番泣きそうになったのは試算表です。仕訳には少しずつ慣れてきたのに、試算表が出てきた瞬間、シャーペンを持つ手がフリーズするんですよね。
どの数字をどこに入れるんだっけ。転記、合ってるかな。合計が合わない、もう一回最初から…?このループに何回ハマったかわかりません。
最初の頃は、1問解くのに30分以上かかって、答え合わせをする前にやる気がしぼむこともありました。
① まず仕訳を分解する
試算表が苦手な人ほど、いきなり表を埋めにいかない方がいいです。先にやるのは、問題文から仕訳を作ること。
表にいきなり入ると崩れる
仕訳があいまいなまま表に入ると、必ず途中でぐちゃっと崩れます。
私も最初は問題用紙にいきなり表を書き始めて、半分まで埋めたところで「あ、これさっきの仕訳ちがう…」と気づくパターン。そこから消しゴムでガリガリ…の時間が長かったです。
仕訳をひとつずつ書き出して、それから表に入れる。ワンクッション置くだけで、ちょっと落ち着いて解けるようになります。
② 転記ミスを見つける
試算表で点を落とす原因は、理解不足だけじゃありません。むしろ私は「単純な転記ミス」で何点も落としていました。
ミスに「名前」をつける
数字を入れる場所を間違える、片方だけ入れ忘れる、0をひとつ多く書く。完全に集中力の問題なんですよね。
これを「集中力ない私が悪い」で終わらせると次もまた同じところで落とします。だからノートに「なぜ合わなかったか」を一言でも残す。これが効きます。
- 売掛金を借方に入れ忘れた
- 普通預金の金額を1桁見間違えた
- 貸方合計だけ確認して借方を見なかった
- 同じ取引を2回入れた
こうやって「自分のミスに名前をつける」と、同じ落とし方は次から減ります。私も「またこれか…」と思いながら、ノートに名前を書き足していました。
③ 時間を測って10回以上解く
試算表は、時間を測って解く練習が欠かせません。簿記3級の試験は60分、合格ラインは70%。時間内に「取れる問題を落とさない」感覚を、模試で何回も体に入れるしかないんですよね。
「問題の見え方」がじわじわ変わる
私が模試を解いた回数は10回以上。点数は70点前後を行ったり来たりで、「もう私には無理かも…」と本気で思った日もありました。
それでもくり返しているうちに、問題の見え方がじわじわ変わってきたんです。
- 時間がかかる場所
- 見直すべき場所
- 捨てずに粘る場所
このあたりの感覚って、テキストを読んでも身につかなくて、模試を回した人だけが手にできるご褒美みたいなものなんですよね。
簿記3級に2ヶ月で合格した勉強スケジュール

2ヶ月で簿記3級を目指すなら、最初から完璧を狙わないことが続けるコツです。私が実際に進めた流れを、ざっくりこの表にまとめました。
| 期間 | やること | ノートの使い方 |
|---|---|---|
| 1週目 | 簿記の全体像を読む | わからない言葉だけメモ |
| 2〜3週目 | 仕訳をくり返す | 仕訳のページに書きまくる |
| 4〜5週目 | 試算表・決算整理を解く | ミスのページに原因を書く |
| 6〜7週目 | 模試を解く | 点数とミスを記録 |
| 8週目 | 苦手だけ復習 | 試算表とミスを重点確認 |
1〜3週目:全体像→仕訳をひたすら書く
1週目で全部を理解しようとしなくて大丈夫です。私も最初は「借方・貸方って何…?」というところからのスタートでした。
簿記って読んでわかるより、解きながらじわじわわかってくる科目なんですよね。
2〜3週目は仕訳をひたすら書く時期。ここで手が動くようになると、後が一気に楽になります。
4〜5週目:試算表と決算整理に入る
4〜5週目は、試算表と決算整理に手をつける時期です。私はここで一気に落ち込みました。
試算表は最後まで自信がつきませんでした。それでも、ノートに「合わなかった原因」をひたすら書き続けたら、ミスのパターンが見えるようになってきたんですよね。
6〜8週目:模試をくり返して本番モードに
6〜7週目は模試の時期です。ネット試験で受ける人は、紙ではなく画面で問題を解く感覚にも早めに慣れておくと安心です。
8週目は新しい論点に手を出さず、自分のミスのページを見返す時間に使いました。
模試で70点前後を取れるようになってからは「あ、合格ライン乗ったかも」と少し希望が持てるようになって。本番に向けて、気持ちもじわっと整っていきました。
参考書・問題集・ユーキャンはどう選ぶ?

簿記3級は、独学でも合格を目指せる試験です。ただ、教材選びで時間を溶かすのはもったいない…!
本屋さんに行くと10種類くらい並んでいて、私も最初の30分は背表紙を眺めるだけで終わりました(笑)。
そろえるのは、参考書・問題集・模試の3つだけ。これで進められます。
独学なら参考書と問題集で始める
独学でいくなら、まずはわかりやすい参考書を1冊だけ選びましょう。何冊も買うより、1冊を最後まで進めた人の方が受かります(私もこれで救われました)。
選ぶ基準は、図解が多くて読みやすいかどうか。問題集は、仕訳の練習量が多いものがおすすめです。
- みんなが欲しかった!簿記の教科書 日商3級 商業簿記
- みんなが欲しかった!簿記の問題集 日商3級 商業簿記
- 合格するための本試験問題集 日商簿記3級
模試はネット試験形式に慣れるために使う
ネット試験を受けるなら、模試は絶対にやっておきたいです。出題の流れだけじゃなく、時間配分の感覚を作るためなんですよね。
合格判定より「弱点発見」の場として使う
私は模試を10回以上解いて、それでも70点前後をうろうろしていました。落ち込む日も、画面を閉じてため息をつく日もありました。
それでも、模試で不安定だったからこそ「私の弱点は試算表」とハッキリさせて本番に行けたんだと思います。
模試は、合格判定をもらう場じゃなくて、自分の弱点を見つける場。そう思って向き合うと、点数に振り回されずに済みますよ。
独学が不安ならユーキャンもあり
独学で進められるタイプの人は、市販教材だけで十分合格できます。ただ、ひとりだと続かなさそう…という人もいますよね。
ユーキャンを選ぶメリット
そんなときは、ユーキャンの簿記3級講座も選択肢に入れていいと思います。
学習スケジュールがあらかじめ決まっているし、質問や添削の仕組みがあるので、ひとりで抱え込みにくいんですよね。
仕事と家事の合間で勉強する人は、教材選びに迷う時間が減るのも地味にありがたいポイントです。
向いているのは、こんな人。
- 独学だとスケジュールが崩れやすい人
- 質問できる場所がほしい人
- 添削で自分の理解を確認したい人
- 何から始めるか迷って止まる人
逆に、すでに参考書をめくる手が動いている人は、無理に講座を取らなくてOKです。自分が続けられる方を選ぶのが、結局いちばんの近道なんですよね。
簿記3級に合格した後は、事務職の強みに変えよう

簿記3級は、取って終わりにしないことで本当の価値が出てきます。事務職を目指すなら、応募書類でどう書くかまでセットで考えておきたいところ。
採用担当の目線では、好印象な1行
採用を担当している立場で言うと、簿記3級は「会計の基礎を自分から学べる人なんだな」と前向きに受け取られる資格です。
難関資格として評価されるわけではないですが、書類の中に1行あるとしっかり印象に残ります。
応募書類への書き方の一例
書き方は難しく考えなくて大丈夫です。資格欄に書くだけでもいいですし、自己PRに1行添えると、より伝わりやすくなります。
- 簿記3級で会計の基礎を学びました。
- 請求書や経費処理への理解を深めています。
- 数字を扱う事務にも前向きに取り組めます。
ほかの事務職向け資格も気になる人は、こちらの記事もあわせてどうぞ。
簿記3級の次は2級も考えてみたい、という人はこちらもおすすめです。
Q&A|簿記3級の勉強方法とノートでよくある質問

Q1. 簿記3級はノートなしでも合格できますか?
はい、ノートなしでも合格は可能です。ただ、仕訳とミスを残すノートがあると、勉強の効率がずいぶん変わります。「テキストを清書するノート」じゃなくて「問題を解くためのノート」として使うのがコツです。
Q2. 簿記3級のノートは何を書けばいいですか?
仕訳と、間違えた理由と、模試の点数。この3つでOKです。特に「間違えた理由」は短くてもいいので必ず残しておきましょう。同じミスを減らせると、それだけで点数が伸びてきます。
Q3. テキストをまとめるノートは作らない方がいいですか?
私は作らなくていい派です。テキストはすでにきれいに整理されているので、写し直す時間があるなら仕訳や問題演習に回した方が合格に近づきます。「写したのに点が伸びない」と悩んでいた頃の自分に教えてあげたいくらいです。
Q4. 試算表が苦手なときはどう勉強すればいいですか?
まずは問題文を仕訳に分解しましょう。表をいきなり埋めにいかないのがコツです。そのあと、どこに転記するかをひとつずつ確認していきます。合計が合わなかったら、間違えた場所をノートに一言残しておくと次に活きます。
Q5. 模試で70点前後なら受けても大丈夫ですか?
合格ラインギリギリなので不安ですよね、わかります。私も同じでした。その状態なら、点数より「どこで落としているか」を見るのが大事です。同じパターンのミスを減らせれば、本番で合格ラインに乗ってきますよ。
まとめ|簿記3級のノートは「覚えるため」ではなく「解けるようにするため」に使う

簿記3級の勉強で迷ったら、ノートの目的を「覚えるため」から「解けるようにするため」に切り替えてみてください。これだけで、勉強時間の使い方ががらっと変わります。
使ってよかった3つ、いらなかった1つ
私が使ってよかった書き方は、この3つ。
- 仕訳を書きまくる
- 間違えた理由を残す
- 模試の点数と弱点を残す
逆に、テキストをきれいに写すノートは要らなかったというのが私の結論です。簿記3級は、頭で覚えるよりも手を動かして慣れていく試験なんですよね。
最後に、応援メッセージ
試算表でつまずいても大丈夫。模試で70点前後を行ったり来たりしても、そこから合格までは案外あとひと押しです。
私も「これ落ちたかも…」と画面を直視できないまま終えた本番でした。それでも、仕訳を書いてミスを直して模試をくり返した時間は、結果として点に変わってくれます。
ノートは、あなたの弱点を見つけてくれる味方です。完璧なノートを作ろうとしなくていいので、今日まず1問だけ仕訳を書いてみる。そこから始めてみてくださいね。応援しています。
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